米国IRS、ソフトウェアを使ってビットコインの動きを追跡
アメリカのIRSが、ビットコインの動きを追跡するソフトウェアを使って、脱税や所得隠しの証拠を集めている、というニュースです。
https://www.coindesk.com/irs-using-bitcoin-tracking-software-since-2015/
アメリカのIRSは、日本の国税庁に相当する機関ですね。
仮想通貨の価格の上昇
昨年から今年にかけて、ビットコインをはじめとした仮想通貨の話題が大きく盛り上がっています。話題が盛り上がるとともに値段も大きく上がっていて、ビットコインを買ったり売ったりしていると、多くの利益が出ているでしょう。
利益が多く出ると、気になってくるのが税金です。
税務署は見つけられないのでは?
ビットコインは匿名性が高いと言われます。それは、ビットコインの送金はアドレスからアドレスへの価値の移転であって、アドレスと本人情報が紐付いていないから、誰が送金しているのか、誰が受け取っているのかは、送金の記録を見ただけではわからないから、というのが理由です。
でも、この記事の最初で紹介したように、アメリカのIRSはビットコインの記録を追いかけて証拠を集めています。
まとめ
このような記事をみると、「日本の国税庁はどうだろうか?」と考えるかもしれません。OECDで税の国際的な会議が開かれていたり、BEPSに対抗する国際的な協調が進んでいたりするので、ビットコインの記録の追跡も、アメリカだけではない、と考えた方がよさそうですね。