ビットコインの登場人物 なぜその名前?
ビットコインは送金システム、決済システム、と説明されます。送金又は決済なので、お金がいろんな人の手から手へ渡され、転々流通していきます。
ビットコインの仕組みを勉強し始めると、この送金をする人の例として、必ずアリスとボブが登場します。「アリスがボブに○○BTCを送る」シーンが、例示として多いのです。
ビットコインの勉強をするときに必ず読むことになる「ビットコインとブロックチェーン」の中でも、もちろん、登場人物はアリスとボブです。
なぜ、アリス、ボブなのか?
単なる例示として登場しているだけなので、わざわざそこに疑問を持つ必要は、まったくないのですが…私も、初めはそんなものかと思いつつ、だんだん、なぜだろうと思う気持ちが沸いてきて、ずっと消えませんでした。
ある日、「もしかしたらこんな理由じゃないか?」というのを思いつきました。カタカナで書いてあるのを読んだときにはわからなかったのですが、英語で書いてあるのをみて、そしてボブの次がキャロルであることをみつけたときです。
Alice, Bob, Carol, …これでわかりますよね。そう、アルファベットのA, B, C が頭につく名前じゃないか、と思ったのです。これが閃いたときは、「!✨」という感じでした。
やっぱり!しかも…
わかった!と思ったときは嬉しいですよね。そしてそれが当たりかどうか、確かめたくなります。間違いないだろう、と自信はありましたが、それでも、確実なことが好きな私は、これを確かめることにしました。
さて、これをどうやって確かめるか?お決まりのグーグル検索です。「アリス ボブ」を入れると、「アリスとボブ」という予測ワードが表示されました。wikipediaにリンクされています。
リンク先の説明は、「アリスとボブ(英: Alice and Bob)は、暗号通信などの分野で、プロトコル等を説明する際に、想定上の当事者として登場する典型的キャラクターの名札としてよく使われる人名。」でした。そして、この説明によると、アリス、ボブ、キャロルのあとは、デイブ、エレン、フランクと続きます。
理由がわかったうえに、新しい情報まで得られて、とても嬉しかった瞬間でした。
まとめ
仕事で、趣味で、本を読むことが多いのですが、こんなちょっとしたことでも、新しい発見があって嬉しかった、と同時に、作品にはいろんな意味が込められているんだなぁと、あらためて思いました。
本も、絵も、音楽も、映画も。作品にはいろんなところに作り手の気持ちが込められていたり、ネタが仕掛けられていたり、伏線が張られていたり。そんなことを探しながら、作品を味わうのも、いいですね。