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ビットコインと税金

ビットコインその他の仮想通貨と税金のこと、その周辺のいろんなことを、わかりやすく伝えていきます。

「仮想通貨の解説」の解説

2月4日、NHKのBSの番組で仮想通貨が取り上げられていました(番組を紹介したNHKのサイトはこちら)。

仮想通貨のことを知らない人に、「仮想通貨とは何か?」を知ってもらおうとする番組でした。ドラマ仕立てで、分かりやすく説明されていました。

今回は、この解説番組を解説してみます。

番組では、まず、円やドルと仮想通貨との違いを簡単に説明して、次に、仮想通貨のことを初めて聞いた人が疑問に思うことを並べて、ドラマが始まりました。

まず、仮想通貨がどんな仕組みなのかを知るために、「電子マネーとどう違うのか?」を解説しています。電子マネーは、JR東日本SUICAや、東京メトロPASMOなどですね。(法律では「第三者型前払式支払手段」と呼ばれます。前払式支払手段の概要はこちら

電子マネーは、ユーザーがあらかじめ発行会社にお金を払っておいて、お店で食事や買い物をして電子マネーを使うときに、あらかじめ払っていたお金が差し引かれる仕組みです。

お店には、後で、発行会社からまとめて代金が払われます。電子マネーで払えるようにするために、お店は、発行会社に手数料を払います。

一方、仮想通貨は、お店で食事や買い物をして仮想通貨で払うと、インターネットを通じて、すぐにお店に送られます。これで、支払いは完了します。また、手数料も低くおさえられます。

ここまでの解説は概ね正しいのですが、一つ、気になったことがあります。手数料のことです。

電子マネーでは、お店が発行会社に手数料を払います。一方で、仮想通貨では、支払いのときにお客さんが手数料を払います。お店は手数料を払いません。

(注)お店が、仮想通貨の決済サービスを利用しているときは、お店が決済サービスの提供会社に手数料を払います。決済サービスとは、お店が仮想通貨で支払いを受けたとき、その仮想通貨をサービス提供会社が受け取って円に換算してお店に振り込んでくれるサービスです。

それから、仮想通貨を使うのに必要な、ウォレットの説明です。ドラマでは、親子がスマホを使ってビットコインの送金を実演していました。なお、ドラマではスマホにインストールしたウォレットアプリを使っていましたが、ウォレットは、スマホにインストールするものだけではなく、オンラインで使うウェブ上のウォレット、パソコンにインストールして使うウォレット、紙に秘密鍵(パスワードのようなもの)を印刷して保管するペーパーウォレットなどがあります。

そして、送金の仕組み、どうやって安全に送金されるのか、として、ブロックチェーンを解説していました。世界中の利用者を結んだネットワークを通じて、取引のデータが記録されること、誰が誰にいくら送ったかがすべて記録に残ること、参加者にその記録が共有されること、そして、この仕組みがブロックチェーンと呼ばれていること、です。

ブロックチェーンの簡単な説明として、わかりやすいなぁ、と思いました。ブロックチェーンという言葉は、人によって、また使う目的によって、説明が違うことが多く、混乱のもとなのですが、はじめて聞く人にはわかりやすいと思います。

それから、ビットコインの価格が上がったり下がったりすること。ドルなどの外貨と同じように、支払手段としても使われるし、値上がりを狙った投資の対象としても利用される、として、ビットフライヤー(日本の国内では最大手の取引所)の社長の加納さんが説明していました。ビットフライヤーは、去年の年末の日経新聞に、「2017年は仮想通貨元年!」と全面広告を出していました、見た人もいるかもしれません。

このあとは、スタジオから解説員の解説や、今後のブロックチェーンの活用の可能性、地域通貨としての使われ方の紹介、通貨に限らない利用として不動産や医療データにもブロックチェーンが使われる、といったことが解説されました。

全体として、初心者に向けてわかりやすく解説されていて、はじめての人でも理解しやすいだろうと思いました。